1948-05-24 第2回国会 参議院 財政及び金融・労働連合委員会 第3号
組合側と團體交渉をいたしました新給與審議會におきましては、何よりも問題になりましたことは、職務別によります絡付けという問題よりは、いわゆる級に嵌め込むという問題よりは、號棒の幅の問題でございまして、これにつきまして最も澤山の時間が費され、相當激しい議論が戰わされたのでございますが、當初の原案は、政府側は一番下の給與は八百圓、未成年の小学校を出たばかりの給仕の初任給八百圓と抑えたのでありますが、この點
組合側と團體交渉をいたしました新給與審議會におきましては、何よりも問題になりましたことは、職務別によります絡付けという問題よりは、いわゆる級に嵌め込むという問題よりは、號棒の幅の問題でございまして、これにつきまして最も澤山の時間が費され、相當激しい議論が戰わされたのでございますが、當初の原案は、政府側は一番下の給與は八百圓、未成年の小学校を出たばかりの給仕の初任給八百圓と抑えたのでありますが、この點
と申しますのは、それは普通勞働組合などで賃金の問題を計算するとか、或いは今度の給與審議會なんかで、指數なんかを用いて大體計算しておるわけでありますが、そういうふうな科學的な指數を以てされるのか、それとも何か他との釣合いで決められるのか、そういう點を少し聽いて置きたいと思います。
、 三、備品を整備するに必要な經費として、帝国憲法以下諸法令の根本的改正に伴い高等試験受験農用の六法全書を編集印刷する等に必要な經費七十五萬五千圓を法制局に追加計上し、 四、勞務者用物資對策中央協議會に必要な經費として、勞働の安定と生産性昂揚のために、勞務用物資の確保竝びにこれが適正な配分を行うため、勞務用物資對策中央協議會を設置するに必要な經費八萬五千圓を經濟安定本部に追加計上し、 五、給與審議會
○米窪國務大臣 千八百圓を標準給料としてきめたのが、とかく誤解があるようですが、これは本年の七月の給與審議會において、物價と賃金の惡循環を斷ち切り、インフレーシヨンの暴騰を抑制するためには、新して物價體系と、そして賃金給與の體系とを同時的に決定して、これによつて賃金と物價の惡循環を斷つことが、すなわちインフレを抑制するために最も有力な手段である。
それから法制局では、法制局の備品の整備のために七十五萬五千圓、経濟安定本部におきましては、勞務用物資對策中央協議會を設置いたしますこと、給與審議會に必要なる經費を増加いたしますこと、北海道開發行政運營委員會を設置いたします經費、經濟安定本部行政監察委員會を設置いたすことによつて經費が殖えますのと、生計費調査に關する事務を物價廳から移管いたします關係上、物價廳の既定豫算を移しますこと、物價監視に關する
しかしそれできめて新らしい物價體系が立つたときに、物價が上つたのによつて賃金のはね返り、物價のはね返りから賃金に及ぼす影響を考えて、いわゆる二百圓というはね返りの分をプラスして、千八百圓ときめたのが、當時の給與審議會における政府の責任をもつてきめたものでございます。
この七月價格改訂をやりまするときに、その價格改訂の中へ織りこまれる勞賃費でありますが、勞賃費をどれだけにとるかということは、政府としても非常に愼重に構えまして、給與審議會の小委員會にやはり諮りまして、給與審議會小委員會の方で實はそれをきめていただこうと思つたのであります。
それはたとえて申しますると、蔬菜なら蔬菜という副食物をとつて當時政府が給與審議會等で説明したところによりますると、大體一箇月二貫六百三十三匁が公定價格で品物が配給される、それからやみ價格、自由市場で入手すると言つておりますが、やみ價格であります。五貫二百二十八匁というものを大體やみで拂うものだという、こういう比率になつておると思うのであります。
○米窪國務大臣 これはあくまでも千六百圓を七月五日給與審議會で、千八百圓ということに一應標準賃金をきめた。そのことに對應して二百圓追加するという意味でございます。突破資金という意味ではございません。
○米窪國務大臣 經濟白書で發表しておるところの新物價の價格と、先ほど稻村さんの御指摘になつた豫想された數字との開きがあるということですが、私の記憶によると、七月五日、給與審議會で千八百圓ベースを算定した政府の當時の各物價の基礎というものは何ら發表されておらない。
のみならず今囘の千六百圓から千八百圓へ引上げました際、給與審議會において政府側の説明いたしましたところでは、私擔當でございませんので正確なことは申し上げられませんが、聞いておりますところによりますと、全部のものをマル公で残らず配給するといつたことは、政府側でも申しておらぬように承つております。ただ從來よりもマル公で配給の部分を必ず殖やす。
ただその差額の二百圓をどういうふうにわけるか、こういう問題は、これは事情の變化に應じまして適當に考慮する必要があることは申すまでもありませんが、とにかく勤務地手當もこの二百圓の中に含めて考えるということは從來からの建前でございますし、今囘の給與審議會の關係から、政府の決定いたしました暫定業種別平均賃金、この場合におきましもさように取上げております。
私が二千四百圓と言いましたか、二千三百圓と言いましたか、數字ははつきりした點は記憶しておりませんが、いわゆる千八百圓に健オーバーする賃金をもらうこともあり得るということは、給與審議會で一應全國の重要なる業種別三十五に對しまして平均をとつたところが、千八百圓ベースというものが出てくる、その三十五の業種別の中には千四百圓というものもあれば、二千三百圓あるいは二千四百圓というものもある。
七月の初めの給與審議會において、新物價體系を算出する基礎的なフアクターの一つして、企業の企業費というか經営費の大部分を占めるところの、私の計算によると六割ないし七割の大きな部分を占めるところの賃金を、どこにその標準を求めるかということが非常な重大な問題であつたのであります。
次は給與審議會委員について申上げます。給與審議会は内閣總理大臣の監督に屬し給與及びこれに關聯する經濟上の重要事項を調査審議する機關でありまして、會長一人、副會長二人、委員十八名で以て組織せられております。十八人の委員は使用者代表と勞働者代表と公益代表の三者になつておるのであります。
付託事件 ○新憲法の活用に關する陳情(第二十 七號) ○財政法第四十六條第二項の規定によ る國庫の状況報告に關する件 ○國會法第三十九條第二項の規定によ る國會の議決に關する件(地方分與 税委員會委員、貸付金處理委員會委 員、勞働委員會等の委員、社會保險 制度調査會委員、給與審議會委員) ○昭和二十二年度國會所管豫定經費補 正要求書に關する件 ○水害に關する請願の取扱いに關する 件
○委員長(木内四郎君) 速記を始めて……それではこの地方分與税委員會委員、貸付金處理委員會委員、勞働委員會等の委員「社會保險制度調査會委員、給與審議會委員等につきましては、更に研究をした上に決定をするということに取計らつて御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
付託事件 ○新憲法の活用に關する陳情(第二十 七號) ○財政法第四十六條第二項の規定によ る國庫の状況報告に關する件 ○國會法第三十九條第二項の規定によ る國會の議決に關する件(地方分覇 税委員會委員、貸付金處理委員會委 員、勞働委員會等の委員、社會保險 制度調査會委員、給與審議會委員) ○民主政治教育連盟の發會式場に關す る件 ————————————— 昭和二十二年八月十八日(
この問題は給與審議會でも、十分勞働者と資本家その他の代表の間に十分討論されたので、私ここでは繰返しません。繰返す必要もありますけれども、審議を早く進めるために約します。政府側としてはこの千八百圓できめられたのが四十日前だつた。このときに一體この價格で食えると思つていたかどうか。言いかえれば勞働者側の方では、今申されましたように二千六百圓とか、二千四百圓とか、こういうような考え方が出ておつた。
またわれわれの改訂について採用すべき標準賃金の問題につきましては、給與審議會の準備會、特別小委員會というところにも諮りまして、いろいろと御相談を願つたわけでありますが、給與審議會の方でこれを十分に審査していくだけの時間がないといふこと、しかも政府の方といたしましては、やはり早く物價の改訂を行つて、新しい物價體系をそこに整えていく必要があつたので、物價の改訂は賃金の方がきまらないからといつて、これを長
○米窪國務大臣 給與審議會における千八百圓のベースをきめたのは、先ほども申し上げました通り、新物價體系をつくるためのいわゆるフアクターとしてきめたのであつて、千八百圓以上よこせという要求に對して、やれるかどうかということは、あくまでもその企業體における團體協約にまつべきだ、こういうことで、決して政府は千八百圓で一切合財縛つてしまうという意思は毛頭ない。
しかしこれは給與審議會にお諮りいたしまして、給與審議會にもいろいろと御審議を願つたわけでありますが、給與審議會の方ではその際に二千六百圓という案を出されたわけであります。
をしようというような運動も現に起つておりますし、また新たなる勞働政勢の波も高まろうとしておりますので、特にこの際物價を六十五倍にして賃金をその物價に釣合わさないような形にした、言いかえれば一般勞働者は、勞働者の犠牲において物價の安定が行われておるのだというような不安にかられておりますので、昭和九年、十年を基準にして、物價を六十五倍にされたといいまするが、この物價を六十五倍にされました根據いかん、さらに給與審議會
實はこれについては、給與審議會における……、物價と賃金の悪循環を断ち切る方法として、政府から發表された經濟緊急対策の一つの重大問題である。勞働政策の點について、一應給與審議會において、標準賃金千六百圓、更に物價のはねつ返りを見て一應千八百圓と決めた經過を簡單に申上げます。大體當時の各業種別の勞働者の受取る賃金を統計に取つて見ましたところ、約千五百何十圓ということになつている。
これらはやはり給與審議會等で民主的にいろいろ御意見を聽きまして、今後の賃金體系を立てて行きたい、こういう考え方であります。